物の値段は普通「定価」と言った決まった価格があります。最近ではディスカウント店など流行の店によって値段も違いますが、基本的には「一物一価」が原則です。しかし不動産はちょっと違います。同じ不動産に実は4つも価格がついています。

【時価】いわゆる相場の価格です。

  • 実際に取引されている価格です。

【公示価格】不動産取引の目安に使われている価格です。

  • 毎年公表する1月1日時点の全国の土地価格です。(不動産鑑定士等が鑑定評価しています)

【路線価】土地の相続税や贈与税の課税の為ために使われている価格です。

  • 国税庁が物件の接する道路に価格をつけたもの。これもその年の1月1日現在の価格です。

【固定資産税評価額】各市町村が土地建物に評価した価格です。3年に一回評価変えがあります。

  • 所有する不動産(土地・建物)に毎年かかる固定資産税を算出するために使われている価格です。