管理組合等への事前確認・書類提出
- 一般的に分譲マンションには、管理組合が存在します。分譲マンションを賃貸で貸そうとする際、事前に管理組合又は管理組合より委託を受けている管理会社へ、駐車場・駐輪場の使用規定やペット飼育・※SOHOとしての利用、大規模修繕の予定、水道料金の引き落としの件などを確認しなければなりません。また管理組合等へ提出する数々の書類を提出しなければ、いろいろなトラブルが予想されます。
入居・退去時の引っ越し連絡
- 賃貸入居者の入居日時や退去日時を事前に管理員さん等へお知らせしなければなりません。引っ越し当日にエレベーターを占領する・引越トラックが玄関前に駐車する等で、他の居住者に迷惑を掛けるというトラブルも予想されます。
管理規約・使用細則の配布
- 賃貸入居者へは、一般的な居住ルールをお知らせするだけではなく、各分譲マンションの管理規約・使用細則をお渡しし、マンション内のルールをしっかり守って頂くことも必要です。
リフォームの承諾
- 分譲マンションのお部屋をリフォームする際、管理規約等で定められた範囲での工事内容かどうかの確認はもちろん、工事前には工事内容を記した書面を管理組合等へ届け出て、その工事の承認を得なければならない分譲マンションが多数存在します。また工事前・工事中には、近隣居住者への配慮も必要です。
賃料の違い
- ここ最近の賃貸マンションは、付属施設や管理面、お部屋の設備や仕様においてもグレードアップしており、※分譲賃貸のお部屋と変わらない賃料となってきましたが、一昔前のマンションでは、やはり賃貸と分譲の賃料の差はあるようです。当社では高額となる分譲賃貸を専門に取り扱っている為、万が一、家賃の滞納があれば、滞納額も高額となります。入居希望者の入居審査時は、少し厳しい目で慎重に入居審査しております。
オーナー数の違い
- 一般的に100世帯のお部屋を賃貸管理していると言っても、1棟が100世帯入りの賃貸マンションではワンオーナー、100世帯の分譲賃貸のお部屋は100人のオーナー様がいることになります。オーナー数が多いということは、オーナー様との管理委託契約回数が100倍、毎月郵送しております賃料の明細書や何かのお知らせをする際の郵便物・連絡が100倍、また分譲賃貸のお部屋は1箇所にまとまっていない為、それぞれの移動時間・移動経費も掛かります。
管理委託料の違い
- 同じ世帯数を賃貸管理していても、アパートや賃貸マンションの管理より分譲賃貸の管理の方が手間や経費が掛かるため、我々賃貸管理会社が頂く管理委託料は、分譲賃貸の一世帯あたりの管理委託料の方が、割高になります。
分譲賃貸には、オーナー様の自己居住がある
- 分譲賃貸では、今まで住んでいたオーナー様が転勤等によってリロケーションしている物件が多数存在しています。リロケーションとは、転勤等による転任期間だけを賃貸するものであり、転任期間が終了したら、またマンションへ戻って来て自ら居住しようというものです。そのため定期借家での賃貸借を行うお部屋が多数あります。
※SOHO(ソーホー)…コンピューターネットワークを活用した小さな事務所
※分譲賃貸…賃貸業を目的としたアパートや賃貸マンションとは異なり、分譲マンション(区分所有建物)の所有者が貸主となり、賃貸する場合の総称です。