これは札幌の※分譲賃貸でのトラブルです。
札幌という北国の住環境では、住宅にエアコンが付いている方が珍しく、
この度のトラブルも一見不思議な出来事ではありませんでした。
数年前の猛暑の夏に分譲賃貸に入居されたばかりの入居者(老夫婦)から、「マンションの大規模修繕の為、外には足場が組まれ、マンション全体がネットで覆われている。
そのため窓も開けることができず、部屋の中がサウナのように暑い。」という連絡が入りました。
当然、この分譲賃貸のお部屋には、元々エアコンが設置されておらず、入居者もエアコンなど必要ないだろうと思い、そのまま入居しました。
続いて入居者より「契約時に大規模修繕工事があるということは聞いていない。このような工事が予定されていたのであれば、契約はしなかった。」 この当時の分譲賃貸の取引きにおいて、
契約前に大規模修繕工事の有無を確認する習慣は無かった。しかしそれまで住んでいたオーナーは、当然その工事の詳細を知っていたのである。
窓を開けれないことはもちろん、バルコニーには作業員が出入りし、工事による騒音も予想できる。入居者からすればあまりにも予想外の出来事だったためか、
すぐにでも引っ越したいと言う。扇風機を設置することや、工事期間中の賃料を下げるお話もしましたが、結局は大規模工事期間中に退去することとなりました。